留学当初泣いてばかりだった私に伝えたい3つの事
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自己紹介
皆さんこんにちは、しゃけこです。
Twitter、Youtube、Instagramに続き、ついにブログを始めました。
日本生まれ日本育ちの私ですが、16歳の時に地元の中学校を卒業後、親元を離れてニュージーランドのとある現地女子高校に二年半の間正規留学していました。ニュージーランドの高校は11月の頭が卒業シーズンなので、卒業後に高校の国家試験を終え、今月の2019年12月に日本に帰ってきたばかりです。
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高校留学、正直かなり辛かった
2020年ももうすぐそこ。また新年さっぱりして始めれるよう、過去の辛さや苦労は2019年に置いていこう!という気持ちも込めて言います。
高校留学、文字に表せないほど辛かったです。
今となっては自分で笑い話に出来るほどですが、甘えたで一人っ子の私が16歳で日本を離れて、初めの4カ月は毎日、通学路・家のシャワー・学校のトイレ・部屋の隅っこ・学校のカウンセリング室など、いたるところで泣いていました。
孤独に慣れていなかったんです。
0からの新生活、言いたいことが伝わらない第二言語で友達を作り学校で勉強していく大変さ、そして今までとは全く違う生活・文化・価値観に慣れず実家が恋しくなったあの時の辛さは、当時流した涙でしか表せれないと思います。
でもこの留学は決して辛さだけではありませんでした。
英語が上手く通じず落ち込んでいた自分に、一生付き合っていきたい友達が出来ました。毎朝行くのが嫌だった学校は、部活に勉強に本気になれた私を一番成長させたくれた場所になりました。いつでも戻ってきなねと言ってくれるホストファミリーは、家族と呼べる存在になりました。ホームシックになった高校生活を送ったニュージーランドのあの町は、自分の第二の故郷となりました。
そしてあの時の涙は、今の私をここまで強くしてくれた宝物になりました。
なのでこの記事では、泣いてばかりだったあの頃の私に、そして留学や海外移住で私と同じように辛い経験をされている方に伝えたい3つの事を、私の留学中の経験も交えて書いていきたいと思います。
1.孤独を恐れるのではなく、自分のものにする
2.面倒くささを乗り越えたら、得られるものは必ずある
3.自分を褒める事、愛する事を忘れない
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孤独を恐れるのではなく、自分のものにする
このことについて一度下記のツイートをしましたが、詳しくこの記事で話していきたいと思います。
— しゃけこ🌼NZで高校生→台湾で大学生 (@PSasasakikiki) 2019年12月3日
改めて留学当初の私に言いたいのは、孤独を恐れない事。孤独は一人ぼっちで寂しい時間を過ごすのでなく、世界で自分がどこにいるのか・自分が何をしたいのか・自分の中にある感情を理解し、辛い時は辛いと伝えて周りに頼り、自分を愛して初めて孤独を受け入れる事ができる。大丈夫16歳の私、できるよ!
まず、孤独を恐れるとはどういうことか。
一人でいることを慣れている・一人が基本的に好きな方はあまり共感できない話になるかもしれませんが、親や友達を離れ、全く0の状態から始まる新生活で心細くなることもしばしばあると思います。
特に私の場合は幼いころから留学前まで10数年間地元で育ったので、初めて知らないコミュニティで新生活を始めて、数カ月誰とも本心で打ち解けたり友達を作ることが出来ず一人の寂しさがよくわかりました。
孤独は時に人の自信を奪います。
そうして自信が失われることで、自分の語学力だったり、肌の色だったり、自分の存在自体までを自ら否定してしまうことだってあると思います。私もそうやって自分に自信を無くした一人でした。
コミュニティで自分を認めてもらう、仲いい友達を作る、そうして更に自分の自信が増える事も間違いないです。でも言わせてください。
孤独って決してネガティブなことじゃないです。
もちろん私も最初の頃は一人で授業受けて昼ごはん食べたり、休日に遊ぶ友達いなかったり、とても寂しかったですしそういう自分が嫌でした(笑)
一人ぼっちがいやだったという変なプライドがまだありましたね。
でも、友達作りに成功するということが「良い留学」の定義ではないことを頭に入れておくことが孤独を恐れないための鍵だと思います。
友達作りで悩むことは沢山の留学生が通る道かと思いますが、友達作りを目標・ゴールにする必要はないです。正直、現地の友達がどれだけできようかなど自慢にはなりません。
良い留学の定義は自分でいくらでも作ることが出来ます。
勉強に必死になったり、留学国について勉強したり色んな場所を巡ったり、趣味を見つけたり、ボランティアやインターンシップに参加してみたり、他にも沢山自分が夢中になれることがあるはずです。
そして夢中に、本気で何かをしている貴方を、周りの人たちは必ず見てくれます。そうやって出会う仲間の方が、無理して作る友達より深く長い関係を築けると私は思っています。
そして「孤独を自分のものにする」とはなにか?
孤独を恐れなくてよくなった私たちは、昨日よりも少し強くなれています。小さくとも、確実に一歩前へ進めています。
でも私は、そうして恐れなくてよくなった独りぼっちの時間に慣れて、孤独だからと開き直ることが、孤独を自分のものにできたといえるとは思いません。
私はいつも孤独を自分のものにするために、自分自身と、そして他人と向き合う必要があると思います。
まずは自分自身と向き合うこと。
一人になって初めて自分自身と向き合うことが出来る。自由に使える時間が増え、今いる国の事を、世界の事をもっと知れる。そうして世界と自分のことを知っていくうちに、自分はその世界の中で一体どこに存在するのかを少し理解できる。母国とは全く違うであろう環境にいる留学では、世界の中の自分の立ち位置を知るきっかけや機会も多くあると思います。
自分と一番これから付き合っていくのは、自分自身です。そんな自分の事を知って、自分を愛せているかどうか、これがこれからの自分を大きく変えていく一つのことだと思います。
そしてもうひとつ孤独を受け止めてからこそ大切なのが、他人と向き合い、繋がる事。
一人になって初めて、一人では出来ないことが見えてくる。親と初めて離れて、親のありがたみが分かる。周りが自分に与えてくれることがどれだけ貴重で素晴らしい事なのかを、改めて知ることができます。
そうやってしれた他人の存在の大切さ、ありがたさを忘れない事。
そして孤独が寂しくなった時は、辛い時は辛いと伝えて周りに頼る。日本であなたの帰りを待っている人達は、あなたの隣に居なくても、あなたの努力をしっています。しんどい時はしんどいと言っていいんです。
この二つ、自分自身と、他人と向き合って初めて孤独を自分のものにできると私は思います。
孤独を恐れずそして自分のものに出来たら、強い、というか楽だと思います(笑)
大体の事は一人で出来る能力がつきます。一人でいると寂しくならないだけじゃなくて、新しい場所に、物事に挑戦できます。物事に挑戦することに抵抗がなくなると、可能性が広がります。
私もまだ完ぺきではないですが、留学を通して成長できたことの一つだと思います。
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面倒くささを乗り越えたら、得られるものは必ずある
先ほど書いたように、孤独を自分のものにすることと、恐れなくてよくなった独りぼっちの時間に慣れ、孤独だからと開き直ることは全く違うと思います。
だから孤独を自分のものに出来たからと言って、新しい出会いを求めず、外の世界と繋がる事を疎かにしてはもったいないと思います。
でも実際、第二言語で生活するのは、第一言語で生活するよりも疲れます。
特に留学当初は、脳が疲れることがよくあると思います。少なくとも私は、慣れるまでの8カ月くらいまではずっと疲れてました。
速いスピードでも頑張って聞き取ろうと相手の言葉を一つ一つ情報処理し、頭の中にある辞書を必死にめくりながら自分の知っている言葉を繋ぎ繋ぎ思っていることを相手に伝える。今まで母国で、自分の母国語で何事もなかったように行っていたことのハードルが一気に高くなることを実感すると思います。
学校で英語「で」勉強したり、友達とお昼ご飯を食べるだけでなく、遊びやイベントに誘われたり、ホストファミリーに一緒にどこか出かけようといわれる時もたくさんあるでしょう。
そんな時、普段の生活以上に英語を使わなければいけず、輪に入れなかったり、英語での会話についていけなかったりと辛い思いをすることもあると思います。正直そういうことって面倒くさいし、とても疲れてしまう気がして、行く気が失せる時も時にはあります(笑)
でも、自分の面倒くさいと思うことを誘われたら、3回誘われたら2回は行ってみてください。
意外としんどいと思っていたことでも、やってみてください。
もちろん自分の感覚で良さそうな印象がある事を選んで。嫌なことは嫌、行きたくないといっていいんです。環境にもう大分慣れてきた人はもう大体そこの判断は感覚掴めていると思います。
しんどいなと思うかもしれないけど、現地の輪の中に入って会話をしてみてください。友達の誕生日会に誘われてそこに誰も知っている人がいなくても、行ってみて下さい。日本人が誰もいないコミュニティやイベントも、ステイ先のブラジル人ホストファミリーにブラジル人が50人いるパーティに誘われても(私の実体験)行ってみてください。
行ってみて嫌だったら、後悔してもいいんです。そういうところに行ったということが経験になります。次にどんなイベントに行くか行かないかの判断する時の感覚がつかめていきます。新しい出会いを通して、初めて出会った人との関わり方が知れる、もしかしたら友達の友達と仲良くなれるかもしれない、意外に楽しく一日が終わるかもしれない。
交友関係だけでなく勉強もボランティアやインターンシップにも言えます。勇気を出して、面倒くささを乗り越えると、自信も経験もつきます。思わぬチャンスもあったりします。
面倒くささを乗り越え新しい自分になれた私たちは、次ある新しい出会いに向けてまた一つ成長することが出来ると思います。
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自分を褒める事、愛する事を忘れない
元々居た場所とは全く違う環境に留学し、上には上がいること、そして世界がどれだけ広いか実感すると思います。
英語力に落ち込んだり、自分の持っているスキルやポテンシャルに疑問を感じることが日本にいるより多く感じると思います。自信を無くし、自分をあまり好きになれなかったことが留学に行ってから私は沢山ありました。
広い世界を知れたからこそ、先を、上ばっかりを見なくていいです。もちろん上をみることも大切、上を見ると自分のモチベーションになることもよくあります。
でもたまには自分の事も振り返って、頑張ったことを忘れない事。
まずは母国を飛び出し留学に来た自分を褒めてください。
第二言語で生活していること、
家族を離れて一人で問題解決していくこと、
今まで見てきたものとは全く違う文化を理解し、その文化の中生きる事。
今まで自分が乗り越えてきた壁を、たまに思い返してください。自分に自信をつけて、前に進むエンジンとしてください。
そうして自分を愛せてからこそ、新たなことに挑戦できる。それが成功しても失敗しても、自分自身を嫌うことなく、その結果を学びとして次の挑戦に向けて進み続けることが出来る。
海外での生活は、挑戦の連続です。そうして沢山の挑戦がある中、ずっとガス欠では走り続けることはできません。たまには自分に優しく、日本から持ってきたおせんべいを食べながら、よく頑張ったと自分をほめてあげてください。
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おわりに
二年半の留学の中で沢山大変で辛かったことがあったけれど、留学したことを後悔した事はありません。
二年半前の私のように今は辛い時間を送っている貴方にも、いつかこの経験があってよかったと、あの時の涙に感謝する日が来ます。成長を肌で感じれなくても、あなたは少しずつ、確実に前に進めています。
昨日より強くなれたあなたにとって、明日が、留学生活が少しでも幸せであふれるものになりますように。
これからはYoutubeだけでなくこうしてブログでも留学での経験や自分の想い、英語勉強法なども紹介していけたらと思うので温かい目で見守っていただけると嬉しいです:)
それでは、また次の記事で。